2019.03.15

食べる

豊後大野に来たら必食のからあげ!ローカルがオススメする名店

大分県民のソウルフードであるからあげ。県内では宇佐市・中津市が”聖地”と言われ、数多くの人気店が誕生しています。しかし豊後大野のからあげ界も、数は負けても味は劣らず。地元民からはもちろん、全国各地にファンを持つからあげの名店たちを紹介します。

 

「シャレたもんは使わん!」4品勝負の『からあげきよかわ』

「道の駅・きよかわ」の向かい、昭和な音楽が流れる『からあげきよかわ』は清川町で49年続く精肉店を営む店主の日小田昭二さんが始めた、からあげ専門店。「昭和の味そのまま」と書かれた外にかかる提灯の通り、店内に入ると日小田さんが集めた昭和レトロな道具たちがずらり。不思議な空間で提供されるのは、余計なものは入れない昭和風な田舎からあげです。

「うちのは、シャレたもんは使わん。田舎もんに合うような田舎のからあげや!」

 

メニューは49年前にオープンしたときから変わらず、少数精鋭で「からあげ大(はね・もも)」「ぶつあげ」「手羽先」「とり天」の4品がラインアップ。一口いただくと、素朴で優しい味わいが口に広がります。パンチの効いたしっかり濃い味のからあげ店が増えてきた中で、懐かしさも感じさせてくれるからあげは老若男女に愛されているのも頷けます。

店舗 からあげきよかわ 道の駅前店
住所 豊後大野市清川町砂田1571-1
TEL 0974-35-3666
営業時間 10:00 〜 19:00
定休日 火、水曜 ※祝日の場合は営業

 

1日で1.5トンを売り上げ! 秘伝のタレが自慢の『からあげのはなぶさ』

鶏肉販売の専門店として創業し、からあげの専門店へと移行してから 60 年。『はなぶさ』は、豊後大野からあげ界のドン的存在である専門店です。

 

鶏肉専門店であったことから、お肉の目利きはバッチリ。臭みがない鹿児島県産ハーブ鶏の中でも、鮮度の高い高品質な鶏を選び提供し続けています。味がつきやすいようにと丁寧にカットした鶏は、創業以来継ぎ足し続けている秘伝のタレに漬け込み、熟練の技でからりと。

 

濃厚な旨味はあるものの、ニンニクや香辛料は一切使っていないとあって、鶏本来の味わいを生かしたあっさり系のからあげ。それゆえキロ単位で購入する方が多いそうで、店内には持ち帰り用のダンボールが積み上げられています。一番人気は骨がついたぶつ切り。大晦日には 1 日で 1.5 トンも売り上げるという、モンスター級の人気店です。

 

余談ですが…、「はなぶさ」といえばこのキャラクター、名前は「フラッキー」って言うらしいよ!

店舗 からあげのはなぶさ
住所 豊後大野市三重町赤嶺1966番地
TEL 0974-22-0434
営業時間 10:00 〜 19:00
定休日 月曜 ※祝日の場合は営業、翌火曜休み
弁当 なし

 

表彰台は常連!からあげ界のメダリスト『ジョニーのからあげ』

日本唐揚協会が毎年開催している「からあげグランプリ」。そこで 3 年連続最高金賞を受賞したことがあるアゲアゲの人気店が『ジョニーのからあげ』です。三重町にはその総本店が鎮座。ちょいパクで訪れる学生から、昼食用の弁当を買いに来る会社員、夕飯の一品にと近所の主婦、観光客まで一日中多くの人で賑わいます。

一番人気は「ジョニーのからあげ(ぶつ切り)」。国産のハーブ鶏を 10 種類以上のスパイスを調合した醤油ベースのタレに 4 日間漬け込んだからあげは、肉の旨味をぎゅっと閉じ込めて、食感も楽しめるように二度揚げを徹底。骨の出汁も相まって、口に含むと旨味がじゅわ〜っと溢れ出てくるのです。

 

肉の繊維が強いムネ肉のからあげは特殊なカットを施し、かたくなりすぎないように仕上げるという配慮も。細部まで宿るこだわりも金賞なからあげ専門店です。

 

 

店舗 ジョニーのからあげ 大分総本店
住所 豊後大野市三重町赤嶺1161-2
TEL 0974-22-8887
営業時間 10:30〜19:30(お弁当は〜15:00)
定休日 水曜
弁当 あり

 

和食の料理人が作り出すしっとり系塩からあげの『つしまや 新』

30 年以上旅館で和食の料理人を務めていた店主が、3 年前にオープンした『つしまや 新』。

 

弁当・惣菜・青果を扱うお店の評判は「塩唐揚」です。数種類のスパイスを入れた独自のタレに2〜3日漬け込んだからあげは、揚げ方にも店主のこだわりが。カリッとではなく、しっとりと仕上がるような揚げ方をチョイスし、それにより噛んだ瞬間に肉汁が溢れるジューシーなからあげが楽しめます。

 

テイクアウトもできますが、コスパが高くオススメなのが 500 円弁当。からあげプラスとり天のミックスや、チキン南蛮ミックスなど、ボリューム満点の弁当がワンコインでいただけるとあって、お昼時には多くのお客さんで賑わいます。

 

またオードブルや折も予算や要望に合わせて1500円〜対応可能。豊後大野市内であれば配達も相談に乗ってくれるんだとか。市外への発送はしていないので、食べられるのは豊後大野エリア限定。ここでしか食べられない、ジューシーなからあげを味わってみてほしい。

店舗 つしまや 新(あらた)
住所 豊後大野市三重町市場1164番地
TEL 0974-22-7370
営業時間 10:00〜18:00
定休日 日曜、祝日
弁当 あり

 

並んでも食べたい!ソウルフードのある名店のからあげ!『肉の時代屋』

平日にも関わらず、開店と同時に客が押し寄せる名店。全国にファンを持つ『肉の時代屋』で客がこぞって買い求めるものといえば…

 

せーのっ!「鶏皮ソーメン」!!!! 

鶏皮を炭火で炙ってピリ辛く味付けした、ご飯のお供にも酒のつまみにも最強な一品は、食べだしたら止まらない豊後大野が誇るソウルフード。

ですが、今回紹介するのは「鶏皮ソーメン」と同じく人気を博す「からあげ」。

唐揚げの種類は骨なしの「やわらかからあげ」を筆頭に、顔ほどのサイズがある大きな「ジャンボもも」、「豚足」など全部で16種類。バリエーションの多さも人気の秘密です。

 

カリッと揚がった唐揚げがまとっているのは、オリジナルのスパイス。濃すぎず薄すぎず、ちょうどいい塩梅の味付けがクセになり、やみつきになる美味しさです。九州産の新鮮な鶏を使っているため、くさみがなくジューシーなのも特徴!

 

さらに忘れず購入したいのが、コロッケ。佐賀牛を使ったコロッケが1個100円と超お買い得!! 開店と同時に売り切れることもあるというのも頷けます。

もう、紹介したいものが多すぎる。とりあえず朝一番に並んで、一通り買って帰るのをオススメします!!!

店舗 肉の時代屋
住所 豊後大野市三重町秋葉1441-1
TEL 0974-22-6688
営業時間 10:00〜17:00(場合により早く閉まる場合あり)
定休日 火、日曜 ※不定休あり